困ってる人に、国は関係ないでしょ
交差点を歩いて渡ろうとしたときに、救急車がサイレンを鳴しながら接近してきたら、どうしますか?
3.11のあと、行きつけのカレー店でネパール人店長が「福島へいった」と言いました。
詳しく話をきくと、「ネパール人30人で1人3万円ずつ出し合って、食材を買い、バスを借りて、避難所で炊き出しをした」と。
それも、震災発生の直後で、まだボランティアも入っていない場所へ。
そう聞いて、心からありがとうと、お礼を言いました。
でも、どうして危険を顧みず、そこまで日本人に尽くしてくれるのかと尋ねると、ネパール人店長はこう言いました。
「だって、困ってる人に、国は関係ないでしょ」
2014年10月26日、日本の首都・東京。
目前を横断する多数の歩行者へ、「お待ちください」「交差点に入らないでください」とお願いしながら、緊急走行中の救急車が交差点をなんとか通過していきます。
歩行者へ懇願する緊急走行救急車。An ambulance asked a walker to open a course. - YouTube
ケガ・病気の人を救うために、救急車は走っています。