脱ぎ履きが超楽チン!モンベル リールアジャストシステム テナヤブーツ
今回は昨年末に購入した、靴ヒモにかわるリールアジャストシステム※採用のトレッキングシューズ、モンベル「テナヤブーツ」のご紹介です。
※開発元のboaではクロージャーシステムと呼称しています
モンベルと言えば、登山用品・
機能性重視なのか、色使いなどファッション性にとても残念感はありますが、他メイカーの高価格商品以上の品質と機能を備えた商品もあります。
ゴアテックスのジャケットを愛用し、登山などしないのに普段履きの靴にまで完全防水を求める私は、「アルパインクルーザー」を使っていました。
モンベル「アルパインクルーザー」
※2016.01.27.モンベルHPよりhttps://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129315
Googleで「モンベル登山靴」と検索すると、残念ながら上位に「モンベル登山靴痛い」の項目が出てきます。
この「アルパインクルーザー」も「テナヤブーツ」も、お店での試し履きでは感じなかったのに、実際に歩いてみると左靴のアンクルパッドが当たる左足の脛と足首の間の部分がとても痛くて、トレッキングどころか二歩も散歩もできないような状態でしたが、靴ヒモ(ワイヤーレース)を緩くして数日履いているうちにアッパーが柔らかくなって靴が馴染んだのか、しっかり締めても痛まなくなりました。
ネットで上位にヒットするほど痛い経験者が多いのは、モンベルがガチのアウトドア用品店ではないため、初心者の購入が多いかもしれません。
また、私が痛みを感じたのが2足とも左足だったのは、足、あるいは歩き方に問題があるのかもしれません。
ところで、アルパインクルーザーは長い靴ヒモを結んだり解いたりが大変でした。
さぁ出かけようとしても、ムカデの笑い話じゃないけれどヒモを結ぶのに時間がかかるかかる!
外出先では靴ヒモをくくらずに靴の中へ押し込んで、とりあえず履いたりしていました。
そのアルパインちゃんも2シーズン目の終わりには、小指側の降り曲がる部分でサイドプロテクターが剥離して防水性が失われてしまい靴の中がビチャビチャに・・・。
モンベルで有償でリペア*を受けましたが、その甲斐もなく防水性はもどらずお払い箱になりました。
*2足ともソールとサードプロテクター張り替え(5,000円程度)
それ以来煩わしい靴ヒモがネックになって、ハイカットのシューズには見向きもしなかったのですが、久しぶりにモンベルの靴売り場を見て、靴ヒモがない靴を見つけちゃったんです。
モンベル「テナヤブーツ」
※2016.01.27.モンベルHPより
[モンベル] mont-bell テナヤブーツ Men's 1129321 BK (BK/27.0)
[モンベル] mont-bell テナヤブーツ Women's 1129322 GARN (GARN/23.5)
このテナヤブーツは、アッパー内側のアンクルパッドのすぐ下までゴアテックスが使われた防水仕様のトレッキングシューズ「ツオロミーブーツ」をベースに、リールアジャストシステムを採用したモデル。
リールアジャストシステムとは、リール(円盤状の黒い部品)操作で靴ヒモの代わりとなるステンレス鋼のワイヤーレースを素早く捲く・緩めることで、靴ヒモに煩わせられることなく靴の着脱をスピーディに行おうというもの。テナヤブーツには、ミッドパワー用リールを甲と足首に2つ装備しているので、下りや休憩時などの場面に応じて締め付け具合を簡単に調節できます。
この動画でお分かりのように、靴ヒモを絞めたり緩めたりするより遥かに簡単!
これまでの靴ヒモでの苦労がウソのようです。
このときの手袋が滑りやすかったため、リールを持つ指先に力が入っていますが、素手や滑らない手袋なら問題なく扱えます。
また、ワイヤーレースを緩めても靴ヒモのように垂れさがらないのと、ハイカットなので靴が脱げないのをいいことに、少しの距離なら締め付けないでスリッパ代わりにしちゃってます。
ワイヤーレースが破損した時には、応急処置としてヒモを通せるエマージェンシーループが付けられていますが、テナヤブーツには片足に長さの異なるワイヤーレースが2本必要なのでスペアのワイヤーレースも同時購入しました。
ただ、最初に付いているのと同じ黒色のワイヤーレースは既に完売で入荷予定もないため、グレーしか購入できませんでした。
切れたワイヤーレースだけ色が変わってしまうのは変ですし、鋼鉄製のワイヤーが切れたときには万全を期して全て交換しろってことですかね。
でも、メーカーには販売当初のスタイルで使い続けられるように、部品供給する義務もあると思うのですが。
このリールアジャストシステムを採用したシューズには、ローカットのランニングポリス・ウォーキング用もあるので、春になったらさっそく購入しようと思っています。
皆さんもこの快適さを一度味わってみてはいかがでしょうか。
きっと、靴ヒモには戻れなくなるでしょう。