BL妄想腐女子がハマったおそ松さん公式グッズ販売イベントから同人誌までその人気を考察
いまやアニメオタク以外の一般女性や腐女子からも圧倒的な支持を受け、コミケやグッズ販売イベントで売り切れ必至な『おそ松さん』。
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『おそ松さん』とは、『おそ松くん』の六つ子、おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松が大人になった姿を描いた作品で、赤塚不二夫生誕80周『おそ松さん』年を記念して2015年に3度目のアニメ化がされ、現在テレビ東京系列で放送中のTVアニメです。
原作の『おそ松くん』は赤塚不二夫とフジオ・プロにより描かれ、1962年に少年サンデーから1990年のテレビマガジンまでいろいろな雑誌に掲載されたギャグマンガです。
1989年「週刊少年サンデー30周年記念増刊号」に連載開始当時から27年が過ぎたという設定で『あの有名キャラクターは、いま!?』のタイトルで掲載された読み切り作品が発端となって、テレビアニメや実写版テレビドラマが製作されるようになりました。
今回の『おそ松さん』は27年ぶりの新作アニメとあって往年のファンだけでなく、絵柄のかわいいさや、六つ子の声に櫻井孝宏(おそ松)・中村悠一(カラ松)・神谷浩史(チョロ松)・福山潤(一松)・小野大輔(十四松)・入野自由(トド松)という人気声優陣を起用したことで、一般女性だけでなく腐女子からも圧倒的な人気を得ることとなりました。
腐女子とは「婦女子」をもじった呼称で、男性同士の恋愛「BL(ボーイズラブ)」を扱った小説や漫画などを好む女性のこと。
ちなみに、年齢の高い腐女子は「貴腐人(きふじん)」と呼ばれるそうな。
この腐女子たちが、語られ過ぎない作品内容に妄想をより刺激されて、個性的な性格の六つ子のなかで「一松×カラ松」・「カラ松×一松」の兄弟愛を超えた関係の妄想を掻き立てているようです。
そのBL妄想に迫れるでしょうか?
《渋谷パルコ》
渋谷パルコで開催されていたバレンタインデーイベント『LOVE松さん』をのぞいみると、
会場は展示作品を撮ったり、六つ子のアニメボードと同じシェーのポーズで写真に収まる若い女性で溢れんばかりでした。
おそ松
イメージカラーは赤の長男
アニキぶっていて兄弟からは「兄さん」と呼ばれています。
カラ松
イメージカラーは青の次男
いつもドヤ顔でカッコ付けています。
チョロ松
イメージカラーは緑の三男
六つ子の中では一番の常識人なのでアホ毛はありません。
熱心なドルオタで、アキバ系の服装をしています。
一松
イメージカラーは紫の四男
目が半開きで猫背が特徴です。
十四松との組み合わせで「数字松」と呼ばれています。
十四松
イメージカラーは黄色の五男
アホ毛が一本なのが特徴。
会話も行動もおかしくて、放送禁止用語を喋るのも彼です。
トド松
イメージカラーはピンクの末っ子六男
アヒル口で兄弟の中では一番モテる彼が、バイト先のコーヒーショップ「スタバァコォヒィー」で同僚の女の子から「トッティ」と呼ばれている。
六つ子勢揃い。
♡マークしてるトド松がかわいいですね。
OP映像に登場した「おそ松おとし」をイメージして作られた『おそ松落としクッション(各4000円+税)』
グッズを購入できるのは、事前申し込みの当選者のみ!でした。
《渋谷タワレコ》
パルコからすぐ近くの渋谷タワーレコードでも大盛り上がり!
ここには「メッセージノート」が置かれており、秀逸なイラスト・メッセージが書き込まれていました。
Vol.2へ突入!
トッティ(トド松)の顔芸が人気。
大笑いしながらタワレコを後にした記者は、次にアニメの殿堂秋葉原でおそ松さんを探ってみました。
《秋葉原》
アキバに着くと、ほどなくして店先におかれたガチャガチャの中におそ松さんを発見!
ガチャガチャの一角を占めるほどの数がある同人バッチのガチャガチャに疑問を持ちながら店内へ入ると
この店もおそ松さん推しのようです。
しかし売り場へ行ってビックリ!
フロアの一角に設けらたはおそ松さんコーナーでは、公式グッズも販売されてはいますが、殆どがおそ松さんを原作とした二次創作同人誌で、中にはとてもディープな内容が描かれたものまであります。
それらを腐女子らしき数人の若い女性が品定めをしていました。
おそ松さんの人気は、作品のオモシロさや絵柄のかわいさに惹かれたファンだけでなくアニメオタクや腐女子に下支えられたもので、そのマーケットは同人誌も含め巨大になりつつあります。
この光景を天からご覧になっている赤塚不二夫先生が、「これでいいのだ」と言い続けて下さることを願って止みません。
※この記事を書いている2016年3月7日現在の著作権法では、著作権侵害は著作権者が告訴して初めて起訴ができる「親告罪」で、著作権者が黙認している限り検察が著作権侵害で公訴を提起することができません。