ペプシストロング5.0GV全然最強炭酸じゃなかったから、コカ・コーラと比べてみた
これまでも飲料メーカー各社から『強炭酸』を謳った商品が数おおく発売されてきましたが、炭酸飲料大好きな記者を唸らすものはありませんでした。
ジュード・ロウがこれを飲むために来日するというテレビCMが流され、話題になっているペプシ史上最強を謳うペプシストロング5.0GV。
この商品に『充填時の最高ガスボリューム5.0GVに耐えられるペットボトルを新たに採用*』したことから、商品名が5.0GVとなっています。
ペプシストロング5.0GVの『GV(ガスボリューム)』とは、飲料中の炭酸ガス含有量を表す単位のことで、飲料1L中に1Lの炭酸ガスが含まれている状態を1GVといい、5GVでは5Lの炭酸ガスが含まれていることになります。
『充填時のガスボリュームは約5.0GV~4.5GV*』です。
*サントリーHPより引用:
http://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0418.html
炭酸飲料超大好きな記者は、この5.0GVに大いに期待して飲んだにもかかわらず、全く強炭酸を感じませんでした。
そこで、5.0GVに含まれている炭酸ガスはどのくらい多いのか、コカ・コーラを比較対象として客観的に判断する実験を行いました。
2つのコーラを長時間冷蔵庫に隣り合わせで置くことで同一温度にし、ゴム風船代わりのコンドーム(以下風船)を被せた状態でキャップを開け、コーラを流し込んで風船の膨らみ具合を観察しました。
ペプシストロング5.0GVの内容量は490mLなので、含まれる炭酸ガスは最大で2.45Lですが、実際に飲むときは充填時よりも温度が高くなるため、炭酸ガスは充填時より膨張し体積は増加するものの、実験では風船の張力でみかけの体積は少なくなると思われます。
では実験開始!
当初は、逆さまに置いたテーブルの脚に固定したまま栓を開ける予定でしたが、風船の中で栓が滑ってうまくできなかったので、一旦上向きでキャップを軽く開けてから
そのあと脚に固定して、完全にキャップを取りました。
5.0GVも同じようにしてキャップを開けます。
うぉ~~っ!飲みて~~~ぇ!!
という気持ちを抑えつつ、実験を続けます。
風船を破らないように気をつけながら、何度も混ぜるようにして炭酸ガスを放出させます。
そして結果は・・・
ご覧のとおり5.0GVのほうが大きく膨らみはしましたが、球状に膨らんだ風船での比較なので炭酸ガスの容量は見た目以上に差があるとはいえ、コカ・コーラよりは多かったというだけ。
大々的で強気な広告のわりには、その差は決定的とは言えないインパクトに欠けるとても残念な結果でした。
飲料メーカーには大げさな宣伝文句ではなく、ウイルキンソンジンジャエール・リターナブルびんに負けないような強烈な炭酸飲料を販売してくれるよう、切に願います。
2017年7月25日追記
※あくまでも記者の個人的な感想です