sandabe’s diary

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リオ五輪開会式に見た日本スポーツ界のお上体質

8月5日から開催されたリオデジャネイロオリンピックですが、6日の開会式での日本代表の入場行進で、国旗のあとに続いたのは、なんと選手ではなく役員でした。

旗手の右代啓祐に続いたのは本部役員の一団 

朝日新聞デジタルより引用

megalodon.jp

これは選手より役員を重んじるという、JOC(日本オリンピック協会)の意向、お上体質の現れなのでしょう。

近代オリンピックは商業化されてしまい、2020年東京五輪では約2兆円かかるとも言われています。

そのような巨大なビジネスシーンを牛耳る組織の役員は、出場選手より厚遇されるべきだと信じて疑わないのでしょう。

 

ある競技の世界選手権大会へ渡航する航空機では、

『選手はエコノミー、役員はファースト』

だったと、参加した有名選手から聞いたことがあります。

このような悪習が他の競技団体では行われていないことを切に願いますが、リオ五輪開会式をみるとそれも心許無くなってしまいます。

 

競技する選手がいるからこそ競技団体の存在意義があります。

競技団体に『運営して(参加させて)やっている』というエゴがあっては、競技者の努力は報われません。

東京五輪で日本は「アスリート・ファースト(選手第一)」を掲げているといいますが、その実現は可能なのでしょうか。

 

 オリンピックはもとより全ての競技の全ての大会で、競技者が競技に全力を傾けられる運営が行われるよう切に願います。