ゲスな人は注意が必要!LINEをiPadでも使うリスクを検証してみた
LINEのトーク画面がそのまま流出して不倫が発覚したタレントのゲスな騒動は、コミュニティツールとしてLINEを使っている人にも驚きを、人目を忍ぶ交際に活用している方々には背筋を凍らせる思いをさせたのではないでしょうか。
トーク画面が流出した原因には、指紋認証の悪用やクローン化、はてはアナライザーまでいろいろな可能性が指摘されていますが、マスコミが騒いでいる最中にまさかのタイミングでLINEアプリにアップデートがありました。
『-iPadに対応しました。iPadのUIに最適化し、現在ご利用中のアカウントを使ってiPadでもLINEを楽しめます』
って、iPhoneとiPadで同時にLINEを使えるってこと?
LINEは1つのアカウントにつき1台のみのスマートフォン端末で使える仕様になっており、基本的に同一アカウントに複数のスマートフォン端末からは同時アクセスはできなかったはず。
だからこそ秘匿性が守られていたはずなのに、iPodで同時アクセスとはどういうことでしょうか?
ゲスな仲間が増えることになるのか、実際に試してみました。
でも、詳細にも同時アクセスについて説明はありませんねぇ~。
インストール後、iPhoneで使っているアカウントでログインします。
すると、このようなアラートが表示されます。
そこで、iPhoneのLINE設定で『ログイン許可』をONにします。
そうすると、iPadに4桁のPINコードが表示されるので、
このPINコードをiPhoneに打ち込むとアカウント本人と認証され、iPadでもログインできるようになります
ところがここで、iPadでログインしたことがiPhoneに通知され
iPadでのログインに心当たりがない場合には、ログアウトしてからパスワードを変更するよう促されます。
アカウント本人に隠れてやる作業?はここまでです
試しにメッセージを送ってみると
なんとiPadにも、相手からのメッセージまでもしっかりそのまま表示されています。
一度iPadでログインしてしまうと、iPadでLINEからログアウト後に再ログインしない限り、iPhoneへは一切通知されないまま、送受信したメッセージが全てiPadに表示され続けます。
あぁ、なんて恐ろしい!
iPhoneと同じアカウントをiPadでも使うのはやめたほうがいいでしょう。
まとめると
①LINEの登録アドレスとパスワード
②初回利用時に表示されるPINコードをスマートフォンLINEアプリで入力
が必要ですが、①さえ分かれば、②はちょっとした合間に設定できてしまいます。
ゲスな事をしていなくても、他人に私的な会話をのぞき見されるのが嫌な方は、iPadでのアカウント共有は避けるのがいいでしょう。
また脛に傷を持つ人は、パートナーがiPadを買ってきてなにやら隠れてやりだしたなら、即刻LINEのパスワードの変更をオススメします。
なお、配偶者や恋人の携帯電話の内容を盗み見る行為では刑事上の責任を問われることはないようですが、他人のアカウントに不正ログインする行為は『不正アクセス行為の禁止等に関する法律』に抵触する恐れがあるので決して行わないでください。