デジカメ、いま買うならこれだ!パナソニックFZ70
スマホのカメラ性能がコンパクトデジカメに匹敵するほど向上し、そのままネットに投稿できたり、本体に保存した写真をいつでも閲覧できる便利さもあって、写真はスマホで充分という人が増えてます。
でも、夜の街での集合写真や、先日の皆既月食など、スマホではうまく撮れなくて残念な結果になることも・・・。
いろいろなシチュエーションで思い通りの写真を撮ろうとすると、やはりデジカメに軍配があがります。
でも、デジカメを買おうと思っても、カメラ売り場にはいろんなカメラがあって、どれにすればいいか悩んでしまいますよね。
そこで、普段はスマホで撮るけれど、週末や旅行でちょっと凝った写真を撮りたいという方にピッタリのデジタルカメラをご紹介します。
2013年8月22日の発売から1年以上経過し、約45,000円だった価格も、Amazon最安値が29,900円(10月22日時点)とこなれてきた、panasonic LUMIX DMC-FZ70です。
じつは、このFZ70は普段私が、写真だけでなく動画撮影に使っているカメラです。
このカメラの凄いところは、広角20mmから光学60倍の1200mm(焦点距離はいずれも35mm換算、以下同じ)という、超ワイドズームレンズを搭載しているところです。
望遠がすごくて遠くの被写体をキャッチできるということも大切ですが、それ以上に、レンズの広角側の焦点距離が短い(画角が広い)ことが重要ポイントです。
狭い部屋などで被写体まで近すぎて、スマホや一般のデジカメでは画角(画面)に収まらない場合がありますよね。
でも、FZ70の広角20mmなら、この通り全体を撮ることが出来ます。
広角20mmと望遠1200mmでは、画角にこれだけの違いがあります。
肉眼では見えなかった白バイも1200mmではこの通り。
さすがに画質は粗れますが、ミラーレスや一眼レフカメラで広角から超望遠レンズを揃えて持ち運ぶことを考えると、充分納得できるレベルだと思います。
明るい満月も、超望遠1200mm手持ちで充分狙えます。
デジタルズームを併用した、先日の皆既月食での部分食の写真です。
また、マクロ側では被写体まで1cmまで近づいて撮影できるので、お店での食事や趣味で集められたモノなどの物撮りにも、撮影の幅が広がります。
自由度が高いズームレンズだけで充分納得なのですが、他の良い点として、動画ファイルの形式やバッテリーのもち具合があります。
他社のデジカメは動画ファイルがMOV形式なのですが、PanasonicとSONYのデジカメは、高画質で低容量なAVCHD形式で保存できるので、SDカードも有効に使えます。
また、バッテリーの持ちがとてもよく、よほどたくさん撮影したときでないと、予備のバッテリーに替えることがありません。
でも、こんな多彩な撮影ができるFZ70にも、不満点はあります。
なかでも一番残念なのは、背面のモニターがバリアングル(可動式)でないため、カメラを高く挙げたり、低い位置から撮影しようとすると、モニターが見えにくい(見えない)ところです。
また、静止画撮影時の合焦速度(ピントの合う速さ)が一眼レフほどは早くないので、高倍率のズームを活かして被写体の動きが早い運動会の徒競走なんかを撮ろうとすると苦労します。
カメラ本体も、同レベルの他製品より一回り大きいので、移動収納時に気になるかもしれません。
動画撮影時には、①移動する被写体をズームアップしていくとピントが合いずらい②ズーミングの速度が早いか遅いかしかなくスムーズに変化しない③夜など暗い場所で望遠にするとピントが合いずらい、などがありますが、写真撮影時と同様の結構強力な手ぶれ補正が効くので、一旦合焦するとブレをおさえて撮影することができます。
CANONから今月4日に発売されたPowerShot SX60 HSには、広角21mmから1365mmの光学65倍ズームレンズが搭載されていますが、価格が53,800円(10月22日時点)とまだまだ高めです。
FZ70とは2万円以上の差があるので、今買うならPanasonic LUMIX DMC-FZ70で決まりでしょ!