sandabe’s diary

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歩行者無視は煽り運転と同じ

車両等が信号機が設置されていない横断歩道を通過する際、横断歩道を渡っている、または渡ろうとする歩行者がいるとき、横断歩道の直前で一時停止し、且つその通行を妨げないようにしなければなりません。

一昨年の記録になりますが、2016年にJAFが横断歩道を通過する車両10,026台を対象に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車はわずか757台(7.6%)だったそうです。
実際、車の運転中に横断歩道を渡ろうとする歩行者を見つけて停車しても、歩行者に気づかないのか停止する対向車はほとんどなく、バッシングで注意を促しても減速すらせずにどんどん通過していきます。

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横断歩道等における歩行者等の優先
第三八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
 車両等は、横断歩道等(当該車両等が通過する際に信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等により当該横断歩道等による歩行者等の横断が禁止されているものを除く。次項において同じ。)又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。

以前訪れたカナダとイギリスで、横断歩道にさしかかると車道の車がスッと停止したので、申し訳ないと思い早足で道路を渡ろうとすると
「ここでは車が止まるのがあたりまえ」
と教えられて、感心と同時に筆者自身と日本の交通事情の未成熟さを恥じたことがあります。


車を降りればみな歩行者。
ましてや、横断歩道を渡ろうとしてる歩行者を自分の子供や親に置き換えて考えると、止まらずにはいられないでしょう。
頑丈なボディに囲まれ、軽く100km/hでも走ることのできるクルマを運転するドレス効果で、あたかも自分が強くなったように勘違いし、交通弱者である歩行者には目もくれなくなるのでしょうか。
もしそうなら、同じドレス効果が原因と言われ社会問題となっている【煽り運転】と同様の行為をしているのではないでしょうか。